TOEIC:公式問題集だけでもスコアは伸ばせます【やり込み方法】

本記事では、TOEICの公式問題集や模試をどのように活用すればスコアを伸ばすことができるのか、また英語力を高めることができるのか、解き方や復習方法をご紹介します。

公式問題集を解いたことがない方、また効果的な使い方がわからない方、スコアが停滞している方は是非参考にしてみてください。

*尚、当方のTOEICスコアは930(新形式TOEIC L&R 公式IP試験)です。

本記事の内容

  • TOEIC 公式問題集の使い方
  • 公式問題集のやり込み〜リスニング編〜
  • 公式問題集のやり込み〜リーディング編〜
  • 余談:公式問題集だけでTOEICスコアはどこまで伸ばせるか

*基本的な文法に自信がない方、これから英語を勉強する方はまず下記記事をご覧ください。
【初心者向け】英文法を定着させる効果的な反復勉強法

TOEIC 公式問題集の解き方

まずは最新の公式問題集を入手。高いですが一番信頼できる模試です。最小限の出費で済むようにまずは1冊しっかりやり込みましょう。

模試1回分の解き方(初回)

  1. 本番と同じ制限時間で解く→答え合わせはまだしない
  2. 時間無制限でわかるまで解く(辞書、文法書の使用OK)
  3. 答え合わせして解説を読む

まず模試1回分を上記の手順で取り組みます。

これで不正解の設問に対し時間がないから解けないのか、単語力がないから解けないのか、英語力(聞き取り、文法知識)がないから解けないのかを把握することができます。

ここで自分の弱点把握ができるのでそれに特化した勉強をするのもアリですが、今回は公式問題集のやりこみ法にフォーカスします。

上記全てを通しでやると8〜10時間かかると思いますので、最初に通しで解く時以外は小分けに進めてもらっても構いません。

この時点で全ての問題において「解説を読めば納得できる」という状態にしておいてください。(*解説の内容を覚える必要はありません。)

公式問題集のやり込み〜リスニング編〜

リスニングは全パートについて基本は「耳で聞く」「声に出す」を繰返すのみです。

意味を知らない単語や自分が発音できない音は何度聞いても聞き取ることはできません。単語の音や文章のリズムや強弱を体に染み込ませて覚えるために「声に出す」ことは重要。

リスニング5つの練習法

  • リピーティング:まとまりごとに音声を止めて、声に出して繰り返す
  • オーバーラップ:聞こえてくる音声にぴったり被せてスクリプトを読む
  • 音読:音声を聞かずにスクリプトを読む
  • ディクテーション:音声を聞いて一字一句書き取る
  • シャドーイング:スクリプトを見ずに音声に1,2語遅れて聞こえた通りマネる

上記5パターンから自分のレベルに合わせて取り組む練習法を下記のように選んでください。

・初級者:リピーティング→オーバーラップ→音読
・中級者(リスニング400点以上):ディクテーション(→シャドーイング)→音読

各練習法につき何回繰返せばいいかは自分が満足するまでですが、ノルマ決めてくれって方は最低10回くらいはやりましょう。

リピーティング

意味のまとまりごとに音声を止めてリピートしていきます。意味のまとまりがわからなければ一度通しで聞いて話し手が息継ぎをする所にスラッシュを入れておくといいです。

日本語訳でなくシチュエーションを思い浮かべながら行うと効果的です。文法や語彙などの不明瞭な点はここで解消しておくように。

オーバーラップ

音声にピッタリかぶせてスクリプトを読みます。ただタイミングを合わせるだけでなく発音、リズム、強弱など全ての音要素をマネるようにしてみてください。

音読

内容を理解しながら詰まらずに読めるようになるまで繰返します。オーバーラップで練習した発音・リズム・強弱に注意して音声を自分で再現するつもりで。

英語っぽく発生できてるつもりでも録音して確認するとショボかったりします。
録音はクセの把握や発音直しには効果的です。最初自分の声に吐き気するかもですけどすぐ慣れますヨ。

ディクテーション

ディクテーションは時間と労力を要しますが、聞き取り精度は確実にかつ格段にアップします。音の強弱や英語独特のリズムにもしっかりと対応できるようになり、文法チェックや弱点把握にも最適です。

ディクテーションのやり方

  1. 何度も聞いて一字一句書き取る。スペルがわからないところはカタカナ、聞き取れないところは空欄でよい。
  2. 書き取れなかった部分は文法、文構造、または文脈から推測する。
  3. これ以上は無理というところまで書き取ったらスクリプトを見て答え合わせ。大文字・小文字、冠詞、複数形sの抜け、句読点も細かくチェック
  4. 聞き取れなかった理由を分析する。単語(熟語)ミスか、文法知識の抜けか、聞き逃しやすい音(強弱、音声変化(連結や消失))など。
  5. シャドーイングへ

内容はTOEICではありませんがディクテーションの例。自分に読めれば殴り書きでもOKです。

シャドーイング

聞こえてくる音声に1,2語遅れて聞こえた通りマネていきますが、最初はスクリプトを見ながらでも構いません。

聞こえた英語を前から理解して正しく繰返すのは、正しい文法知識と文構造・文脈理解、詰まらずにスラスラ発声するトレーニングが十分できてないとできません。

というわけで上級者向けのトレーニングなんですが、ディクテーションをしっかりやっていれば語彙や文法はしっかり頭に入っていると思うのでチャレンジしても大丈夫です。

スクリプトを丸覚えしてしまうくらい音読してからでもいいと思います。

リスニングパートはこれでOK

全問やると結構時間がかかりますが、ここをクリアしてからこ次の模試を解いてみると聞き取り力の向上が実感できるはずです。

リスニングパートはリーディングパートに比べて内容も単語も易しいので大幅なスコアアップが期待できますよ。

公式問題集のやり込み〜リーディング編〜

リーディングでやることは次の3ステップだけです。

  • 時間を計って解く:集中力・緊張感を保つ
  • 音読:英文を前から理解する、単語・慣用表現を覚える
  • 精読:英文処理のスピードアップ

毎日数問ずつでもいいので確実に英語を身につけるように学習を進めてみてください。

精読の必要性について

英語を前から理解する(スラスラ読む)、単語や熟語を覚えて英語を体に染み込ませるのは繰返しの音読で十分身につきます。

しかしリーディングパートを制限時間内に解き終えるためには、その英文処理をさらにスピードアップさせる必要があります。

精読のルール

  • 英文は前から読み、返り読みはしない(2回以上読まない)
  • 飛ばし読みはしない(自分がスラスラ読める速さで読む)

最初は返り読みせずに理解できるスピード(止まらずに読める)から始めてください。自分の能力以上に速く読もうとするとついつい飛ばし読みをしてしまいますし、内容も頭に入りにくいです。

Toeicの長文読解はスキミング/スキャニングが必要であると一部で言われていますがそんなことはありません。むしろ大事なところを読み落として結局何度も読み返さなければならない場合の方が多いです。

スキミング/スキャニングは大事なスキルではありますが、それは十分に精読ができる力があってこそ有効となる手段です。もともとスラスラ読むことができない人が小手先だけのテクニックを取り入れても有効に作用しません。

これも特に「何回やればいい」ってもんじゃないですが、わからなければ各パッセージ最低10回やりましょう。

Part5, 6のスコアアップについて

Part5, 6の語彙問題や設問パターンの見極め力などは模試1冊分の量だけではカバーしきれない部分があります。

Part5の正答率をもっと上げたいという方、問題数をこなしたいというは下記記事が参考になるかと思います。(中級者向けです)
【でる1000問で解説】解くスピードを上げるほど正答率も上がります

総括:まずは公式問題集1冊で本番に挑む

3~4冊一気に仕上げてから本番に挑むのもいいですが、モチベーション持続のためにもまずは1冊仕上げて受験してみると効果を実感しやすいかと思います。

申し込んでから本番まで1ヶ月程度というのは学習を持続させやすく、無理な計画も必要なくじっくり取り組める期間です。

公式問題集だけだと不安を感じる方もいるかもしれませんが、このやり方で1冊やり込めば、あれこれ手を出すより確実にスコアは伸びます。

余談:公式問題集だけでTOEICスコアはどこまで伸ばせる?

「公式問題集だけで900越えもイケます!!」って方もいますがどうなんでしょう。個人的には800〜850点くらいまでかなと。

私が850→930とスコアアップさせた時も確かにメイン教材は公式問題集でしたが、ヒアリングマラソン 、オンライン英会話、洋書など日常的にTOEIC以外でも英語には触れています。

900点以上のハイスコアを取る方はTOEICのスコアアップを最終目標にせず、TOEIC以外にも英語学習をやっている場合が多いのでわからないです。
「950点取りましたけどTOEIC用の教材は公式問題集だけでした」が実態かと。

英語初心者の方で、他の教材には触れずに過去の公式問題集だけを網羅してTOEICを受ける方がいれば検証できるかもしれません。

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