【解説】スタディサプリEnglish日常英会話コースの内容・効果【英語教材の完成形】

これまで当サイトでは、独学で英語を上達させたい方向けにできるだけコスパの良い英語勉強法や英語教材を紹介してきましたが、英会話部門においてスタディサプリEnglishがK点を大きく超えてきました。

他に通年購読している教材があったのでなかなか手をつけられずスタートが遅れてしまったのですが、いい感じにハマって勉強時間も増えてきたので効果と感想をまとめます。

本記事の内容

もうリリースから2年以上経っているので既にレビュー記事は多いかと思いますが、スタディサプリEnglishの利用を検討されている方のご参考になればと思います。

なお、本記事は【スタディサプリEnglish 「日常英会話コース」】の紹介となっております。「TOEICコース」とは異なるのでご注意ください。

スタディサプリEnglish 日常英会話コースの概要

【注意】スタディサプリEnglishにはTOEICコースと日常英会話コースがある

日常英会話コースをずっと続けていればTOEIC700~800もイケる!!なんてレビューもありますが、TOEICスコアを上げたいのであればTOEICコースを受講することをオススメします。

もちろん彼らのレビューは嘘ではありません。日常英会話コースを長く続けていれば間違いなく英語力は底上げされます。私の場合、本教材ではありませんがコツコツと続けて力試しにTOEICを受けてみたら900越えてた経験があります。(【体験談】1000時間ヒアリングマラソンの効果と内容を解説)

ただTOEICスコアに「直結」するわけではないので、「TOEICスコアが欲しい」という明確な目的があるのであればTOEICに特化した勉強をした方が早いと個人的には感じます。そのために元々なかった「TOEICコース」が新しく開設されたハズですしね。

独学930点がレビューするスタディサプリTOEIC【効果的な活用法も解説】

教材の開始レベルは英会話超初心者から中上級者まで対応

日常英会話コースにはレベル1からレベル7まで準備されており、どのレベルから始めることもできますし、途中変更も同時受講も可能です。要は受け放題。

レベル1は”Hello!”や”Nice to meet you.”と言った基本ダイアログから始まり、その発音・アクセントやリズム、応用的な言い回し、文法レッスンまで徹底的な解説と実践練習を行うようになっているので、開始レベルについて悩むことはないでしょう。

開始レベルの目安

  • レベル1:TOEIC300点程度/英検5級程度
  • レベル2:TOEIC300~400点程度/英検4級程度
  • レベル3:TOEIC400~500点程度/英検3級程度
  • レベル4:TOEIC500~600点程度/英検準2級程度
  • レベル5:TOEIC650点程度/英検2級程度
  • レベル6:TOEIC700点程度/英検2級程度
  • レベル7:TOEIC780点以上/英検準1級程度

公式では上記のように設定されていますが、実際にやってみたところ、上記はスピーキング能力でなくリスニングや文法・語彙力の目安だと感じます。

私の場合、レベルチェックテストの結果ではレベル7をオススメされましたが、各レベルのレッスン1を受講してみてレベル3からスタートすることにしました。

話の内容を聞いて理解できるか、というよりは「言いたいことがすぐに英語で口から出るかどうか」という自分の感覚で決めるといいかと思います。

日常会話で出てくる身の回りの表現って簡単な単語しか使ってないハズなのに意外と知らないことが多いので語彙レベルが低いからってバカにできません。

で、受講しているうちに「知らないこと多いな…」と思ったのと、ドラマ仕立てのストーリーが面白くて、他のレベルのストーリーも気になるなぁ…ってことで、結局レベル1から受講することにしました。

料金体系(無料版もあり)

12ヶ月パック 月々払い
クレジットカード
・携帯キャリア決済
年間9,800円
(月あたり817円)
月々980円
AppStore決済 月々1,000円

プランによって微妙に違いますが1年間で10,000円前後です。一般的な英会話教室がグループレッスン2~3回で10,000円超えてしまうことを考えると激安ですね。。。

かなりのボリュームなので英語学習を止めない限り何年もユルユルとお付き合いできるなぁと私自身は感じてるのですが、「自分は短期集中型だ!!」という方はとりあえず月払いで始めてみてハマれば年間パックに変更とかでもいいと思います。

公式サイトの料金体系・クチコミはこちら

【体験談】スタディサプリEnglishを実際に使用したレビュー

 

スタディサプリEnglishのココがいい!!【期待していい】

  • 1日あたり30円で受講し放題の超絶コスパ
  • スマホ(またはPC)さえあれば学習できるお手軽さ
  • 1コマ3~5分でスキマ時間を有効活用できる
  • ディクテーション・クイックレスポンスなど中上級者向けトレーニングを入門レベルから身につけることができる
  • 発音の判定がかなりシビアで正確(後述)
  • レッスンで覚えた表現が身近にありふれていることにビビる

ホントに月々1,000円程度で充実したコンテンツから受けることができる恩恵がデカすぎます!!

ディクテーションやシャドーイングは英語力向上のために必ず取り入れてほしい王道トレーニングなんですが、なかなか実践できる人って少ないんですよ。

面倒で取り組まなかったり、慣れるまで効果を実感しづらくて途中でやめたり、教材選びに苦戦したりで、手を出しにくいトレーニングであることは確かなんですが、そこも初心者向けにうまく工夫されて取り込まれています。

スタディサプリEnglishのココがダメ!!【改善が見込めるところ】

  • 擬似英会話のみで直接指導してくれる講師がいない
  • ビデオレッスンの再生速度を変更できない

デメリットってあんまり思いつかなかったんですが、強いていうなら上記2点くらい。

そもそも講師をつけなくても独学スタイルで日常英会話を向上させることができるというのが売りなんですが、やはりたまには生身の人間と実践英会話の機会を持ちたい、ホントに上達しているかどうか不安に感じる方もいると思います。

ネイティブもしくはネイティブレベルの友達が周りにいればベストですが、英会話カフェや異文化交流会への参加、オンライン英会話の利用、海外旅行など実践英会話の機会を持てば、より効果が実感しやすいかと。

(スタディサプリの会員特典でチケット制最大月1回までの格安英会話サービスなんかがあればいいのに。。。)

ビデオの再生速度は個人的な時短希望です。1.25倍、1.5倍あたり欲しい ( ・∇・)

スタディサプリEnglishをオススメできる人・できない人

「これから勉強して英語を話せるようになりたい」「日常英会話をレベルアップさせたい」という目的をお持ちの方であれば全員オススメしたいアプリです。

逆にそれ以外の目的をお持ちの方、例えば「研究論文のプレゼンテーションを成功させたい」「通訳者になりたい」「TOEICのスコアを上げたい」場合はそれに相応しい教材を探すべきです。それ以前の英語力土台作りとして、英会話を体験するきっかけ作りとして利用するのはアリですが。

1点だけ心配なのがQWERTYタイピング(アルファベット入力)に慣れていない方はそこで苦労するかもしれません。母親にレベル1からやらせてみたのですが、「キーボードで打つのが大変」だの「手で書かないとスペルが出てこない」だのゴネてました( ;∀;)

今までずっと「かな入力」しかしてこなかった方もいるので、そこがどうしても苦痛に感じる方はレッスンを進められないと思います。そのうち慣れますし英会話上達よりはずっと簡単ですけどねϵ( ‘Θ’ )϶

【徹底解説】スタディサプリEnglish 日常英会話コースのレッスン内容

デイリーレッスン

本教材のメインパートです。1レッスン5つのトレーニングで構成されています。ここでは勉強するときのポイントや各トレーニングの効果などを交えつつ、内容を紹介していきます。

トレーニング01 内容理解クイズ

聞き取りポイントに注意しながらレッスンのダイアログを通して何度か聞きます。聞き取りポイントと大まかな内容が理解できたら次へ進みます。

設定で音声スピードを「速い」「普通」「遅い」から選べるのですが、「速い」と言ってもネイティブの一般的なスピードですので「速い」を選択しておきます。もしどうしてもついていけないのであれば、スピードでなくレベルをもう一つ下げましょう。

内容理解度をはかるクイズ3問と単語テスト6~8問クリアすればこのトレーニングは終了です。

トレーニング02 ディクテーション

セリフの一部または全部分を聞いて書き取るトレーニングです。スマホアプリの場合はこんな感じでタイピング時に入力ヒントが示されています。

ディクテーションによって養われる英語力は様々ですが一番は自分の弱点の発見です。何度か聞いてもわからないところは文法・文構造・文脈(内容の雰囲気)から推測します。それでも聞き取れなかったところがあればそれがあなたの弱点です。

単語を知らなかったのか、スペルを知らなかったのか、文法知識の抜けか、音の強弱や音声変化(連結、消失)の聞き逃しか、聞き取れなかった理由を分析できるというわけ。

日常英会話以外にもディクテーションはあらゆる試験のリスニング対策に有効なんですが、とっつきにくいのが難点でオススメしてもなかなか手をつけてもらえないことが多いんです。それをちょうどいい分量の穴埋め式にして初級者が敬遠しないようによく工夫してるなぁと思います。

トレーニング03 会話文チェック

英文と日本語訳を見ながら会話音声を聞いて、表現や文法事項を確認するコーナーです。知らなかった単語や表現、文法事項を始め、あらゆる疑問をここでしっかり解消しておきます。

他にもややこしい発音の練習方法、重要表現の文法的解説、英語圏独特の細かいニュアンスやセリフの使いどころも講師から動画で教えてもらうことができます。

トレーニング04 なりきりスピーキング

ここから先は主に声を出して練習するトレーニングになります。トレーニング1~3は通勤・通学時間のスキマ時間に、トレーニング4,5は自宅に戻って寝る前に、という感じでスキマ時間を利用するのもいいと思います。

このトレーニングはダイアログに出てくる登場人物の誰かになりきって会話を成立させるというものですが、メイントレーニングはお手本の発音やリズム、強弱のアップダウンをそっくりそのままマネることとなります。

下のマイクをタップすると録音が開始され、もう一度タップすると終了するのでその間にセリフを言います。そして自分の音声をお手本と聞き比べて納得するまで何度もそのセリフを繰り返し録音します。

自分の声を聞くことに慣れてない人は絶望的な気分になるかもしれませんが、クセを矯正したり発音を上達させたりする方法って最後はこれしかないので。自分が発する英語に劇的変化が現れるので楽しみにしておいてください。

このアプリには発音チェック機能がついているのですが、この判定がかなり正確でシビアなんです。”b”と”v”の違いとか”what”と”hat”の違いくらいの判定かな〜とバカにしてたんですが、侮るなかれ。

ちょっと説明するのも難しくて実際使ってもらった方が早いんですが、難しい母音や子音も一つ一つ判定されていますし、ちゃんと正しい口の形で言わないとスンナリ通過できないようになっています。

私は文頭は大丈夫なんですが文中の”y”の発音が苦手で何度やっても”your”のところが赤ペンつけられてしまうので、「これ判定おかしいんじゃね?」と思って、試しにネイティブの友人にやってもらったら「ピンポン♪」と問題なく通過してマジで凹みました。

ゆっくりだと正しく発音できるのにスピードが上がるとできないというのは、まだまだ口の筋肉の鍛え方が甘いんでしょうね・・・萎え〜( ´Д`)

正誤判定だけでなく、どこをどう治せばいいかの解説と発音矯正の動画も見ることができます。ただ子音も含めて全種類の発音1つ1つを解説しているわけではないので、過去に一度も英語の発音について勉強したことがない方は、下記のような教則本を1冊持っておくことをオススメします。

トレーニング05 クイックレスポンス

レッスン内のセリフから重要表現を1つ抜き出し、日本語を見て英語で発話するトレーニングです。まず英文を見ながらお手本音声に続いて練習、その後は日本語だけを見て英訳を口に出します。例文は5 パターン、ここでは発音の指摘はなく、録音して自分でチェックするようになっています。

クイックレスポンスは最初慣れるまでは学習要領と効果がわかりづらく、また自分に合った教材選びが難しいので、このトレーニングを初心者でも、手軽に、解説付きで、大量に積めるのは今のところスタディサプリくらいかと。

メールを打つときはじっくり考えて英作すればいいですが、会話中はそんな暇はありません。日本語→英語のクイックレスポンスは英会話上達に必須のトレーニングです。

リスニングPLUS

英語を聞き取ることができない主な原因は「1. 単語を知らない」「2. 英語特有の音声現象を知らない」です。これについては別記事「リスニングができない原因は3つだけ【何ができないのかがわかれば対処できます】」にもまとめていますのでご参照まで。

リスニングPLUSでは上記2点を弱点から優先的に潰していくことができるトレーニングを用意しています。デイリーレッスンを1週間くらい続けていると、自分の弱点が分析されて、その対策がここでできるというわけ。

これまたトレーニング数が莫大でして、1つのレベルに収録されている数は200以上。単語の聞き取り20問もしくはディクテーション5問で、1コマ3分以内にできるようになってるのでデイリーレッスンと並行してスキマ時間にでもどうぞ。

正直、このリスニングPLUSだけでも有料会員になる価値はあります。あらゆるリスニング教材で英語の音声現象に焦点を当てている良教材って少ないですし、あっても実践的なトレーニングが収録されていないことが多いんですよね。

1点だけ補足すると「自分が発音できない音は聞き取れない」ので苦手な発音や音声現象は何度も声に出して練習するようにしてください。ここでも録音がオススメですよ♪

私はデイリーレッスンのストーリーを追うのが楽しすぎて、実のところリスニングPLUSにあまり時間を割けていません。「今日まだ勉強してないけどデイリーレッスンに向き合う気力はないなぁ…」という時に寝る前に何問かスマホでポチポチしてます。

オートリスニング

デイリーレッスンのダイアログを再生するスマホアプリだけのリスニングメニューです。サイレントシャドーイングしてもいいですし、レッスンをしっかりやり終えた後であれば復習としてただひたすら聞くだけでもいいと思います。(でも思考停止して聞き流すのはダメですよ!!)

リクルートの公式サイトで「スタディサプリEnglish 日常英会話コース」の詳細を見る

総評:スタディサプリEnglishは英会話教材の完成形

スタディサプリEnglishの良いところや絶大な効果は前述した通りです。これだけひたすら続けていれば日常英会話は必ず上達します。

自分の表現力の引き出しが増えるのはもちろんのことですが、何よりの驚きはネイティブとの会話や海外ドラマでレッスンで練習した表現にしょっちゅう出くわすことです。それがまたレッスンを進めるモチベーションにもなるので、ある程度レッスンを進めたら積極的に外で使ってみてくださいね。

最後にこの教材について本音をひとこと言わせてもらうと「何かズルい…」です。

10年前に開発しといてくれよ〜って感じ。格安オンライン英会話ができたときも同じこと言ってましたね私たぶん笑。でもまぁ構想からここまで完成度を上げるのに10年くらい掛けてる感はあります。それくらい完成されてます。

中上級者になると英語勉強法を本質的に理解して「ここの弱点を強化したいから重点的にこのトレーニングを続けよう」みたいん感じで今自分が何をすればいいか大体わかってくるんですけど、そこに至るまでに結構試行錯誤してるんですよね。

ディクテーションとか効果がいつどういう形で現れるのかも知らないし、日本語から英訳するのは絶対NGって言われてたのに、日⇔英を高速変換するクイックレスポンスは必須トレーニングとか言われるし、、、で失敗したり成功したり。まぁそのおかげでブログ書けてるしいいんですけどね!!!

そういった遠回りを一切除去してくれてる感じですよこの教材は。だからズルい!!いいんですけどね!!とにかくいい教材ですよ総じて٩( ‘ω’ )و

今回はこんなところで。
デイリーレッスンの各レベルの最初のレッスンは無料版でもできるので是非お試しあれ〜。

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