2017年10月25日 春のトンガリロ。
序盤はどうなるかと思ったけど19.4km無事に制覇できてホントよかった。
「絶景らしいけど19.4kmも歩けるかしら??」
「山は初心者だけど自分の体力でイケるかな??」
「春〜初夏(9〜11月)あたりでトンガリロ・クロッシングに行ってみようと思うけど気候とかどうなんでしょ??」
「並み」の基礎体力があれば大丈夫です。ホントに並みでイケる。特に鍛えてるわけでもない60歳と54歳の両親でも一緒に制覇できました。
本記事では「春のトンガリロはこんな感じか〜」というのをお伝えできればと思います。
トンガリロまでの行き方、前日の宿泊施設、服装・装備は下記記事をご覧ください。
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ほぼ写真ですがなんとなく伝われ〜。
トンガリロ・クロッシングに家族で行くことになった経緯
ニュージーランド旅行するなら絶対に行きたいと思ってたTongariro Alpine Crossing(トンガリロ・クロッシング)。最初は一人で行くつもりでした。
友達「20km歩ける人ならいけるよ?」
私「おとん(60)とおかん(54)もおるんやけどイケるかな?」
友達「いやそれは絶対無理やと思うで。山は山やし…」
私「ってことで2人はホテルでまったりしてて」
母「え〜!!寂しい!!(ㆀ˘・з・˘)」
父「…」
私「まぁちょっと行ってくるから」
父「一緒に行く」
私「でも19.4km…」
父「イケる」
私「足痛くなっても放ってくけん」
父「毎日走っとく」
母「楽しみ〜・:*+.\(( °ω° ))/.:+」
・・・ಠ_ಠ
【レポート】トンガリロ・クロッシング19.4kmを制覇するまで
朝08:30頃、スタート地点の駐車場。左の小屋の奥からトレッキングの道が始まります。家族3人トイレしてたらみんな居なくなった。いきなり出遅れる。
天候微妙すぎぃぃ!!!の前半戦
どんよりスタート。最初はほぼ平坦です。
ちょっとこんな段差もあったりしますが、まぁ全然余裕でしょう!!それよりもこの濃い霧よ・・・
4.5km地点あたりの2つ目のトイレです。3つ目のトイレはここから8.5km先です・・・いよいよここから山を越えるってことでしょう。
雲行きの怪しさMAX!!風が強くなってきました。
1箇所だけこんなとこもありました。おとんとおかん「ふーーーっ!!」「疲れたー!!」「まだかなぁ」とか言いながらも今のところは順調に登ってます。頑張れ。
しばらくするとまた平坦な道になりました。濃霧の中、この20メートル間隔くらいで立ってるポールを頼りに進んで行きます。前に人がいると安心する。フードを被ってるのはずっと霧雨が降ってたのと、風が強いから。ホンマ風強かったんですよ。
強風で雲が流されて一瞬だけ現れた青空!!これホントに一瞬でした。この後また濃霧とかつて経験したことない暴風域に入るんですけど、この青空をここで見てなかったらヘコたれてたかもしれません。
ゴォぉぉぉぉぉぉ!!!
これね。めちゃくちゃ寒かったんですよ・・・気温4度くらい。動いてるから体はそこそこ温まってるけど手が。。。手袋持ってくんの忘れたんすよ。私だけ。
すごく長く感じたけど後から見たら30分くらいでした。疲れただの、早くランチ食べたいだの文句言ってた親がスンと黙った笑。
進んで大丈夫なのかなーと思ったんですけど、まぁ誰も引き返して来ないってことはもうちょっとで晴れるんだろなーと期待しつつ我慢我慢・・・
晴れたーーーー!!!
でもこれも一瞬でした。この後また雲に覆われます。風は相変わらず強くて雲が大移動して、一瞬のスキマだけ晴れるってのを繰返す感じ。
知らず知らずのうちに絶景ポイントへ
なぜかみんなここに座って休憩してたから私らもここでランチ食べることに。相変わらず風が強い・・・。
ってあれ???
えぇぇぇぇぇぇ!!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
写真で見たアレじゃないっすか。目指してたアレじゃないっすか!山頂着いてますやん!!しばらく雲が掛かったり吹っ飛んだりを繰り返してたんですけど。
完全に晴れました!!!雲がいなくなったら風も弱まってきてちょうど涼しいくらいに。足元に気をつけつつ景色に見とれるのも忘れないようにゆっくり下っていきます。
次の目的地へ。目の前に見える丘の向こうにBlue Lakeがあるとかなんとか。
あった!!ここの写真は後ほど。
あとは怪我に注意しつつのんびり景色を楽しむだけ
山肌に沿って歩いていきます。山脈の合間を縫って通り抜ける感じです。もう標高も見どころもピークは越えて、あとは下っていくだけですね。楽勝〜。
と思ったけどここがめちゃくちゃ長かったです。休憩所がまだあんな遠くに。序盤で8.5km先って書いてたトイレです。一直線じゃなくて大きくジグザグして下ってくから先は長い。
トイレ&おやつ休憩をし、「これから最後の休憩所を出るよ〜」とJohn(宿泊してたロッジのオーナー、ゴール地点でピックアップしてくれる)に連絡して再び出発。まだまだこの道は続きます。
そういえば今朝Johnが「中国の歴史的建造物を想像させるなんちゃらかんちゃらが〜」って言ってたのはここが万里の長城っぽいっていうことだったのかな。
だいぶ標高も低くなってきましたがまだまだ下る。Blue Lakeから2時間近く歩いてるけどこの景色が一向に変わらず・・・
今度はそのまま森に。これはゴールが近いのでは??この辺から「待って〜足疲れた〜」とおかんがグズり出します。もうちょいやん。頑張ってくれ〜。
しかし確かに足は疲れてきた。しかもBlue Lakeを越えたら目指すものもなくなるし、景色もさほど変わらなくなる。目標は「安全に帰る」だけ笑。
なるべく気を紛らわせるように歌ったり喋りかけたりしながら、40分くらい歩いたところでゴールしました。
なんか最後はあっけない笑。何かもっと人が大勢いて、ここで「おつかれー!!カンパーイ!!」とかやってるんじゃないんですね。なんかYoutubeでそういうの見たからちょっと期待してたわ笑!!
到着は16:30。車から出て来たJohnが「ちょうど8時間。上出来だ!!」とか言ってくれたけど、ここで結構待ってくれたやろな・・・。
Johnが経営する最高のロッジは下記記事で。トンガリロ行くときはここ予約しよう!!
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【感想】親を連れてトンガリロを制覇してみて
最初は、、、というか一緒に行くって言い出したときはどうなることかと思ったけど達成できてホンマよかった〜。あともし1人だったら寂しかったし、前半のあの天候とこの人の少なさだともしかしたら危険なことになってたかも。
山どころか30年前のハネムーン(ハワイです笑。)から海外旅行すらしてなかった私の両親。これからもっともっと2人で旅行してほしいし、どんどん海外で新しい経験をしてほしいと思いました。
まだまだアクティブにイケる年齢って本人たちもわかったことでしょうし、せっかくギアも揃えたから山にも挑戦してほしいな〜。
そして私の方は冬のトンガリロにも行ってみたいと思いました。真夏もいいですけどシーズンは観光客が多くて宿が争奪戦になりそう・・・でも冬もスキーシーズンだからそれはそれで人が多いのか。とにかく時期を変えてもう一回行きたい!!!
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