TOEICを勉強する時間がない?忙しい社会人こそスキマ時間に集中しましょう。

いきなりですが下記はマイナビが「過去3年以内にTOEICを受験した638名」を対象に実施したアンケート結果です。

TOEIC受験者が準備にあてた期間
  • 1ヶ月未満・・・37.3%
  • 1ヶ月以上2ヶ月未満・・・24.4%
  • 2ヶ月以上3ヶ月未満・・・15.6%
  • 3ヶ月以上6ヶ月未満・・・12.5%
  • 6ヶ月以上・・・10.2%

ふむ…(`・ω・´) 6割以上は2ヶ月未満で終わらせる短期集中派ですかね。あとは毎日コツコツ派も。1日何時間くらい勉強してたんでしょ??

TOEIC受講者の1日当たりの平均学習時間
  • 1時間未満・・・81.8%
  • 1時間以上 2時間未満・・・13.0%
  • 2時間以上 3時間未満・・・3.2%
  • 3時間以上・・・2.0%

・・・( ・∇・) 少な〜!!!

1日1時間未満だと2ヶ月続けても50時間程度、、、もちろん勉強が無駄になることはありませんが、成果がスコアに表れないこともあります。準備期間が1ヶ月未満であれば最低でも1日3時間は確保したいところです。

仕事が忙しくて勉強時間をこれ以上確保するのは無理と言われてしまったらそれまでですが、その前にもう一度「ホントにこれ以上時間作れないの?」ってことを自問してみてください。

社会人でも「スキマ時間を積み上げればスコアアップに繋がる勉強時間を確保できます」という記事です。

目次

TOEICのスコアアップに必要な勉強時間はどれくらい?

5年ほど前ですがマイナビインタビューの中でTEX加藤先生は次のように言っています。

TOEICの魅力は、勉強すれば確実にスコアが伸びることにあると思います。一夜漬けでは、英語力がない段階で高得点は取ることは難しいですが、勉強すれば確実にスコアが上がります。

私の指導経験では、毎日3時間勉強すると3カ月間で約100点スコアがアップするという結果がでました。つまり200~300時間勉強で100点もアップすることができるのです。

TEX加藤氏

継続的に100時間ほどの勉強で40〜50点上がるとのこと。下記、私の受験歴と照らし合わせても妥当な数値だと思います。

私のTOEIC受験歴
  • 730→815(20日間で160時間、85点アップ)
  • 815→850(2週間で50時間、35点アップ)
  • 850→930(4週間で150時間、80点アップ)

2番目のやつは伸び幅が小さいのであまり当てにならないかもしれません。新入社員研修中、移動中のバスでみんなが寝てる間や連日開催されてた飲み会が始まる前の時間を使ってコソ勉してました笑。

まずは100時間を目標にしましょう

現時点のスコアやバックグラウンドにもよる(私の場合、TOEIC対策は総合して400時間くらいですが、それ以外の英語学習も継続的に行っています。)ので一概には言えませんが、TOEICのみで考えると、100時間の勉強で50点くらい上がる感覚です。

それと、TOEICはその日のコンディションで±20点は余裕で変動します。となると「スコアが伸びた!!」と確実な達成感を得るためには最低でも40点はアップさせたいところ。

ということで、ひとまず100時間勉強してみませんか? 区切りもいいですし、勉強すれば確実にスコアが伸びることを実感できれば、次のステップへのモチベーションも維持しやすいのではないでしょうか?

継続すれば「30分を半年」でも「3時間を1か月」でもいい

100時間を1ヶ月で達成したいなら平日3時間は確保しないといけないし、逆に1日1時間半しか確保できないなら2ヶ月続ければいいんです。つまりは、勉強した総時間で決まるということ。

リスニングパートを通して解く、模試で本番の練習をするにはまとまった時間が必要ですが、たとえば1~2分のスキマ時間でも文法問題なら数問は解けますし、リスニングの練習もできます。

日常生活のスキマ時間を徹底利用するというコンセプトで開発された「スタディサプリTOEIC」において、カリスマ講師の関正夫(せきまさお)氏は次のように述べています。

焦った中で英語を読むのはとてもいい練習になる。例えば電車のアナウンスで「次は○○駅」と言ってから到着までに1分はある。そこで1問解く。コンビニの待ち時間、信号待ち、エレベーターが目的階に着くまでに1問など、そういう時間をまとめると1日に50分は確保できる。文法なら1分間に3問解く。

スタディサプリTOEIC 関講師

集中した数分の積み重ねこそがTOEICスコアに結びつくとのこと。忙しい社会人こそ短期集中が向いているのかもしれません。

あなたのスキマ時間は1日にどれくらい?【3時間をひねり出せ】

冒頭で紹介したようにTOEIC受験者の80%は1日の平均学習時間が1時間未満でした。現状で1日1時間勉強している人はもっと勉強時間を増やせばどんどんライバルとの差を広げることができます。

さっきの100時間で40〜50点の計算でいくと、1ヶ月の準備期間があった場合、勉強時間が1日1時間確保できているとすると10〜15点、そこから1日あたり30分多く勉強すると5点、さらに30分多く勉強すると5〜10点、とスコアが伸びていきます。

会社勤めで忙しくてもひねり出せば無駄な時間って結構出てきます。そこをTOEICの勉強に置き換えるだけです。スキマ時間を含めて1日3時間確保すれば1ヶ月で100時間達成できますので、是非スキマ時間の有効活用を。(足りない分は土日で調整してくださいね。)

朝30分早く起きる

これだけでプラス30分確保できました。夜は体も脳も疲れててダラダラしてしまいがちです。さっさと寝て、朝イチ爽やかな気分で勉強しましょう。

朝早く起きるには夜早く寝ないといけませんが、夜早く寝るコツはとにかく朝早く起きて日の光を浴びることです。そしたら仕事が忙しいと言いながらもだんだん早く寝るようになっていきます。

通勤時間を利用する

車通勤の方はリスニング、電車・バスの方はリスニングの他、文法・単語のチェック、kindleで問題を解くこともできますし、スマホのアプリで勉強することもできます。

往復で1〜2時間くらいでしょうか。朝の30分と合わせると、この時点でスキマ時間だけで1時間半以上確保できています。会社の目の前に社宅があるような通勤時間の短い方は、朝もっと早く起きてもいいです笑。

ランチを爆速で済ませて残りの昼休みを使う

ちょっとガリ勉ぽく見えますが、1か月だけはこれやってました。「ひねり出せばスキマ時間って意外といっぱいありますよ〜。」という提案にすぎないので、無理に実践する必要はありません。

会社員でも平日をこれだけTOEICの勉強時間に充てられます(ただし1か月限定)

下記は、私がTOEICを勉強していた頃のスケジュールです。平日はガッツリ机に向かって3時間、スキマ時間を入れると約5時間半も勉強してました。

平日の勉強時間
  • 【05:15】:起床
  • 【05:50-06:20】(机0.5時間):速読トレーニング
  • 【06:30-07:30】(スキマ1時間):朝の通勤。kindleで特急シリーズを解く
  • 【12:20-12:45】(スキマ25分):ランチ後、残りの昼休みで勉強
  • 【18:00-19:00】(スキマ1時間):帰りの電車で朝の分を復習
  • 【20:15-22:45】(机2.5時間):公式問題集など

土日は8〜10時間くらい。ちょっとコンビニに行くときも、気分転換にランニングしに行くときも、リスニングの問題を解いたり、サイレントシャドーイングをしたりと何らかの勉強をしていました。

TOEIC試験が終わるまでは飲み会も全部拒否、朝の読書の時間は全て問題集に変更、大好きなゲームも封印して、ちょっとでも時間があればTOEIC対策に費やすようにしてました。

典型的な短期集中型です。これ4週間弱しか続けてません。むしろ4週間で終わらせたいからこれだけガッツリやったという感じです。

忙しい社会人こそスキマ時間をTOEIC学習に充てるべき

英語を勉強してると「量より質」でなく「質より量」をよく実感します。質は良いことに越したことはないので「量が質に変わる」というのがより正確な表現かもしれません。

まとめ
  • TOEICのスコアアップにはそれなりの時間が必要
  • 目安としては100時間勉強して40〜50点アップ
  • スキマ時間は探してみたら意外と多いし、勉強時間にも使える
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