カナナラが稼げると聞いてとりあえず行ってみたけど、お手頃なアコモが埋まっているなんてことがあります。田舎と言えどもそれなりにハイシーズンなるものがあり、自然豊かなカナナラは乾季になるとオーストラリア各地から観光客がやってきます。アコモを確保できないと、仕事を探すどころではないのでまずはアコモをおさえましょう。
カナナラに行くタイミング
カナナラでは雨季と乾季の境目あたりになると畑のメンテナンスや種撒きが行われ、そして乾季になるころにピッキングが始まります。ファームの仕事が本格的に始まるのは4月下旬から5月、遅いところで7月ですが、カナナラが初めてという方は遅くても4月上旬までに行くことをオススメします。
カナナラは本当に小さい町なので宿泊施設に限りがあります。またスーパーや銀行、カフェ、電気屋などの店も全て1箇所に固まっているので利便性を考えると更に絞られてきます。
乾季になると各国のワーホリメーカーだけでなくオージーも仕事を探しに来ます。また観光客も増えてくるので早めに宿を確保しておかないと、町から離れたところやレントの高い部屋に泊まることになります。またライバル(?)が少ないうちに仕事の情報やコネを作っておいた方がいいです。
宿泊施設情報
宿泊施設に関してはカナナラの相場は高いと思います。ワーホリ向けの比較的安めのバッパーでもファームシーズン時のレントはどこも週150ドル前後です。ちなみに後述しますがキャラバンパークだと週100ドル以下に抑えられます。ここでは私の知りうる限りのアコモ情報を掲載します。
Kimberley Croc Backpackers YHA
まずはここを確実に抑えましょう。一応前もって予約できますがファームシーズンはいくらでも宿泊客が来るのでハッキリ言って早いもん勝ちです。キャラバンパークに行く予定であっても雨季が明けるまではYHAで過ごすことになるかと思います。
レントは年によって変わると思いますがドミトリーで週140~150ドルです。4人部屋も10人部屋もミックスもガールズでも一律です。
キッチン横にクーラーなし(修理する気なし)の部屋があるのですがそこは週100~125ドルで泊まれます。もちろん暑いですが扇風機あれば夜はナントカなりますし、部屋に冷蔵庫with冷凍庫があるのでそこがかなり魅力的。基本的に使ってない部屋なので頼まないと空けてくれません。雨季はジメジメしてるので空けてくれないかも。
ちなみにこの部屋が使われ始めたのは、のちに友人になりますNくんがカナナラにやって来たときの話。
「物置でもなんでもいいんで泊めてください」
「クーラーないから冷蔵庫か扇風機つけるわ。どっちがいい?」
「もち冷蔵庫で!!」
キッチンの共用冷蔵庫はパンパンになるうえ、スペース確保のため勝手に外に出されたり、食べ物とか食器を盗まれたりすることがあります。部屋にプライベート冷蔵庫があってしかも冷凍庫もついてるのはかなりの高ポイント!!
★雰囲気
- 客層次第で穏やかな時期もあればパーティ好きの酔っ払いが多くて共用スペースも汚くなりがちな時もあります。
- 夜騒ぎすぎて何度も警告受けたり、ルール違反したりするとキックアウトされます。当たり前ですが。
- オーナーはオージーと南アフリカ人の夫婦。穏やかで良い人たちですが、客層悪いとピリピリしはじめます。でもよい子にはいつも優しいですよ。
★設備・備考
- トイレ、シャワー、冷蔵庫、キッチンは共用(備品あり)
- 冷蔵庫はコールスバッグ1つとバケット1つまで使えますが、混み合ってくると陣取り合戦になります。
- プール、BBQスペースあり。
- ベッドバグはいませんでした。
Kimberley Croc Lodge
YHAの姉妹バッパーです。YHAがいっぱいだとひとまずこっちに行かされます。場所はYHAから徒歩2~3分でコールスのすぐそばにあります。
レントは同じくらい(5ドルくらい高かった気が)ですが部屋ごとにトイレとシャワールームが付いています。あと共用で冷凍庫もあったような。
私は泊まったことないのでわかりませんが、YHAが空き次第すぐ移りたいっていう人も、ロッジの方が好きっていう人もいますのでそこは好みだと思います。
Kununurra BP
Green Farmに買収されたバッパー。Green Farmで働きたければここに泊まるといいかも。個人的にはオススメしませんが。
※Green FarmはTFSの韓国系下請け会社のサンダルウッドファームです。私がちょこっと働いた1年目は無料登録でしたが、次の年から登録料300ドル取られ、仮に仕事がもらえなくてもその300ドルは返ってこないそうです。というかその金でバッパー買収したんじゃ。。。
※TFSはオフィスに座って種の仕分けとかしてるだけでセカンド貰えるラク~なお仕事です。
※Green Farmはアジア人(8割以上は韓国人)、TFSはヨーロッパ、オージーが多いです。
Hidden Volley Caravan Park
第二の故郷レベルに長居し大好きだったところ。テント、調理器具、マットレスなど初期費用がかかるかもしれませんが、必要な備品はGive & Takeを繰り返すうちに生活してたら勝手に増えていきます。出ていくときはまた誰かにあげたらいいです。
とにかくレントが安いです。仕事目的で長居しますと言っておくと4週間ごとに4%ずつレント下がっていきます。1人あたりでなく、区画やテント単位の料金なので友達同士、カップルでシェアすると更に安くなります。観光客もキャンピングカー持参でのんびりすごしたりしています。以下、私がいた時の初回レントです。こちらも年によって変動アリなのでご参考までに。
- パワーサイト:週110ドル/1区画あたり
- フリーエリア:週100ドル/テント1軒あたり
- キャラバン:週160ドルから(空いているキャラバンのサイズや質で変動あり)
- 他:家族用キャビン、コテージなど(各備品、室内シャワー込なので高いです。)</li>
★設備
フリーエリア
だだっ広い平原にテント張ります。料金は1テントあたり定額で2人用でも15人用でも同じです。コールスの近くにアウトドアショップがあるので適度に大きいの買いましょう。電源は一切ありませんので、電気を使いたい場合は共用キッチンのコンセントを使います。夜はすごい星が綺麗で流れ星見放題です。1分間に3~4ナガレくらい見えます。
パワーサイト
電源が使えます(コンセント2穴、タコ足ケーブル推奨)。小型テントを2つ張れる程度の広さです。車は空いてるスペースに停めて大丈夫です。1区画の料金なので2人でシェアすると週55ドルで生活できます。私も2人で利用しましたが1つは寝室、もう1つは物置きにして使ってました。
あと知らないオジサンが「今からもう町を出るから買い取ってくれないか」と話しかけてきて、小型の冷蔵庫を100ドルで譲っていただきました。備品の売買や交換は掲示板に貼ってあるのでチェックするといいです。
キャラバン
予約必須ですがコスパ高いので基本的に空きは出ません。私は3月初旬に頼んだ時は修理したら使えるのが1台あると言われ5月上旬にゲットできました。初回レント130ドル+パワー30ドルで週160ドル。相方が宿泊代手当(90ドル)の出るとこで働いていたため結果的に2人で週70ドルでした。冷蔵庫、トースター、電子レンジ、ポットもついてます。
★キャラバンパーク生活の特徴
レントだけで考えるとキャラバンパークの方が断然おトクなのですが、やっぱり生活スタイルがどうしても無理という方もいます。個人で向き不向きがあると思いますので、思いつく限りの特徴を書いておきます。
- 遅くても21時には就寝(週末も関係なし)
- 昼間はテントが蒸し焼き→休みの日でも6時半にはもう暑くてテントの中では眠れません。
- マットレスが身体に合わない人はツライ→睡眠大事です
- コールスまで徒歩20~30分かかる→車をシェアしてみんなで買い物行ったり。
- テントは無防備→財布、パスポートは常に持ち歩き、他は盗られてもしょうがないスタンス
- 夜中二本足で飛ぶ音が聞こえる→カンガルーです。食料はテント内に保管しましょう。
- めちゃくちゃ寒い時がある→昼間30度、夜7度とかありました。
雰囲気はのんびりしてて静かです。仕事で朝早い人や家族連れ、お年寄りも多く夜ベラベラ喋ってると静かにしてくれって他の宿泊客に注意されますのでパーティ好きには向いてません。その点バッパーは土日仕事がない人も多いので毎週末ワイワイやってます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。アコモ情報のまとめというより結局キャラバンパークが好きなんですね私は。身体的に無理なら仕方ないですが、何カ月も外で生活する経験はなかなかできないので是非やってみてください。みんなでランチ作ったり、夜空見ながらビール飲んだり、何かと楽しかったです。コールスで米10kgが特売の時にみんなで車に何袋も積み込んだりしてたのも懐かしい。
ネットもケータイも使えなくても全然平気です。むしろ本当は必要ないんだと実感します。(今ガンガン使ってるけど。)生活に必要なこと以外しないですし、買わないようになるので究極の断捨離生活ができますヨ!!
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