日本語訛りは直すべきか?伝わる英語を話す4つのポイントを解説

「日本語訛りの英語をどうにかしたい!!」「日本語訛りを完全に消すことは可能?」「日本語訛りの英語を喋るのは恥ずかしいことですか?」「日本語訛りの何が悪いねん!!」

日本語訛りは悪くないし恥ずかしいことでもないです。

そしてどうにもなりません(^ ^)

この記事を書いている私は23歳まで英語どころか海外旅行すらしたこともない純ジャパで、英語はもちろん日本語訛りです。

↓↓私自身の現在の発音レベルはこんな感じです↓↓この音声の良し悪しはさておき、当記事を読む価値があるかの判断材料にしていただければと思います。

Residents woke up to snowflakes Wednesday morning as a potentially dangerous winter storm began its forecast march from the southeast up the East Coast, already enveloped in record-shattering cold.

自分の声って何回聞いても慣れないですね。。。

まだまだ改善すべき所は多いですが、本人的にはやっとこの程度までレベルアップできたか・・・という思いです。発音の勉強とトレーニングを続けて、発音の悪さや日本語訛りのせいで英語が通じない、話が止まるという場面はなくなりました。

目次

日本語訛りはそこまで気にする必要はない【許容範囲でいい】

そもそも訛り(アクセント)自体は悪いものではなく、私は「自分の出生地を象徴するもの」くらいに考えてます。

その人の英語のアクセントを聞いて「この人はオーストラリア人だ」とか「インド人の英語はわかりにくい」とか、何かしら地政学的な判断を下す人が多いです。

「日本人の英語はこうだ!つまりこの人は日本人だ!!」みたいな。

個性の一部として捉えられることも多いですし、「日本語訛りってカワイイ!!」って言われることもあるので、神経質になることはないです。

訛りを完璧に直すのは難しい

関西弁のトーンは本人との意思に反してキツく聞こえることがあるらしく、東京勤務になってから仕事中はできるだけ標準語のトーンで話すようにしていましたが、それでも「関西訛りなんですね!」と言われます。

関西弁のことをナマリと言われたのもびっくりしましたが、まぁ長い間喋ってきたリズムやイントネーションってもう染み付いちゃって、根こそぎ取り除くのは難しいんでしょう。

日本に10年近く住んでて日本語ペラペラ!!というレベルの外国人でも、やっぱり「でも日本で生まれ育ったわけではないかも?感」が残ってますよね。

20年以上日本語しか喋ってないのであれば、英語が日本語訛りになるのはごく自然なことです。本来はそこまで気にする必要はないはずです。

聞き手からして許容範囲の訛りにすればいい

発音やトーン、発生の仕方と何から何まで日本語と英語に共通している要素がないからだと思いますが、ガッチガチの日本語訛りの英語は伝わりにくいです。

しかしあまりにも極端でない限りは神経質になる必要はありません。ネイティブばりの綺麗な英語を身につけるには時間をかけて取り組むしかないので、最初はハードルを低くして「相手が理解できる許容範囲の訛り」から目指すといいです。

「正しく伝わらない」「誤解を招く」のはダメです。カタカナ発音は伝わらないのでもちろんNG。そもそもカタカナ発音は日本語訛りの英語ではなく、ただの日本語ですので誤解しないように。

伝わる英語を喋るための4つのキーワード

英語の発音を改善するポイントは細かく言うと5つ以上あるのですが、今回は「伝わる英語」にフォーカスして下記4点としました。

伝わる英語にする4つのポイント
  1. 発音
  2. ピッチ・トーン
  3. リズム
  4. 強調

ちなみに訛り(アクセント)はキーワードに入っていません。重要じゃないですから笑。1つずつ解説していきます。

1. 発音

英語の音には子音・母音ともに日本語にはない発音が多く存在します。フレーズや単語の発音を習慣的にチェックしている方はいるかと思いますが、ここで一つ一つの発音(全種類の発音単体)を今一度勉強してみてください。

発音矯正は一つ一つ練習を積み重ねて口の筋肉を馴染ませるしかありません。YouTubeの動画でも練習素材としては十分なのですが、英語の発音に関する解説書を1冊持っておくことをお勧めします。

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リスニング強化本のようですが、「自分が発音できないものは聞き取れない」→「発音ができるようになると聞き取れる」→「発音は大事」という発音教本です。母音・子音の種類、発音のやり方、さらに発音の基礎を学んだ後の英語学習法も収録されています。

内容はシンプルにまとめられており、ボリュームも多すぎず、(がっつり勉強したい人には物足りなさを感じるかもしれませんが、)基礎はこれ1冊で発音もリスニングも上達します。入門編としてオススメ٩( ‘ω’ )و

そして、DVD付きがいい方はこちら。著者によって口の形の作り方の説明は細かいところで異なってきますが、人に伝わる発音に大きく影響するものではありません。

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自分の発音を録音して聞いて、また鏡で見て、地道に1つずつ矯正していきましょう。最初は唇や舌がプルプルしますが、筋肉がついてくるとナチュラルにその形をキープできるようになります。

2. ピッチ・トーン

私自身が今一番鍛えたい要素です。テレビで歌手を見ていると、普段の声と歌声のギャップに驚かされることがありますよね。「歌専用の声」の出し方というものがあるように、言語にもそれぞれの特徴に適した発声の仕方というものがあります。

一般的に英語では「低めの」「太い」声質が好まれます。そうしないと発音できない音が存在する、というのが正確な表現でしょうか。

一方で日本語は息を継続的に吐きながらフラットに話します。日本語が息遣いの強弱をつけることなく口先だけで発音できる言語なのに対し、子音中心に発音される英語は鋭い息遣いや腹式呼吸が要求される言語です。日本人と英語圏の人では根本的に声帯周りの筋肉が違います。

この辺は『英語喉』の著者・上川カズさんのYouTubeの解説を見ていただくのが早いのです。

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応急処置としては、お腹に力を入れて、喉の奥をグッと広げるように声を出すと、多少低く太い声が出るようになります。しかし声は身体の一部(つまり筋肉)なので、急にできるようになるものではありません。筋トレと同じように毎日トレーニングを重ねて少しずつ鍛えていきましょう。

普段ボイトレをされている方や元々声に深みがある男性の方はここはスキップしてもいいかと思います。

さらに、英語の発音学・発声学としてマニアックなところまで極めたい方はこちらの書籍をどうぞ。

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英語を発音するためのトレーニング(体づくり)から始まり、1つ1つの発音に対して、舌の位置、口の形、喉の開き具合をアメリカ英語とイギリス英語で微妙に違うところまで細かく解説しています。DVD付き。

3. リズム

発音、トーン・ピッチは英語の音素材そのものの質を高めようというポイントでした。リズムは抑揚、音の連結、区切りなどのテクニックによって「英語っぽさ」を出す演出要素となります。

基本的な英語のリズム法則を身につけるには、とにかく英語音声をマネして繰返し練習するしかありません。最初は聞いた文章を口で丸覚えする感じになりますが、練習を続けていくことで、初めて読む文章でお手本音声を聞かなくても英語のリズムで読めるようになってきます。

ニュース、スピーチ、カジュアルな会話など、その時の場面や内容のジャンルによって雰囲気(4. 強調)は異なりますが、練習素材は何でも自分の好きなもので構いません。

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私はEnglish Journalを使っています。難易度の幅が広く、ジャンルも身近なことから世界情勢、芸能と豊富です。

月刊誌の『English Journal』は、2023年1月号をもって休刊となっているようです。

4. 強調

4つ目はオマケです。強調は英語そのものでなく、「自分の思いを伝える」ために重要なキーワードです。もともと英語圏には「行間を読む」文化もないので、重要なことや伝えたいことは「相手にわかるように」語調に違いを付けます。

英語は強弱やテンポの変動などメリハリのある言語です。日本語で節々で語尾を上げる人や伸ばす人がいますが、「英語で何かを伝える」ということには向いていません。

一定のリズムなので楽っちゃ楽なんでしょうが、英語を喋るときも無意識にそういう癖が現れやすいので要注意。

ところでこの「強調」というのは必ずしも「声を大きくする」というわけではありません。一番重要なことをヒソヒソ声で言ったりすることもありますよね?(映画の見過ぎかもしれませんが・・・)

重要なところは声のトーンやスピード、間を入れるなどして「聞き手にわかるような変化をつける」ことが「強調」です。強調には声を大きくするだけでなく内容にあった様々な方法があります。より強調するために重要でないところはささっと流すのもテクニックの1つです。

まとめ

紹介した3つのポイント(+1つ)をちゃんと矯正していけば、たとえ日本語訛りであっても、比較的聞き取りやすい英語として相手に伝わります。

外国語の習得には時間がかかります。日本語であっても、地元の方言や自分の喋りクセを隠したり、また話し上手になるためには訓練と慣れが必要です。

でも運動神経とか音痴とか芸術と違って、そこまで個々の才能に影響されることがないので、トレーニングを積めば必ず上達・改善されていきます。

相手にため息吐かれるほど伝わらなかった私の英語ですら改善されたので。
一緒に頑張っていきましょう٩( ‘ω’ )و

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