「今の会社を辞めたいけど特にやりたいこともない」「ブラック企業ほどではないけど毎日疲れるし仕事が辛い」「不安だけど何をしたらいいかわからない」「なんとなく今のままじゃダメな気がする」
私も前職ではそんなことばかり考えていた病み期がありました。この記事を書く私は、新卒で入った残業なし・年休消化率100%・給与そこそこのホワイト企業を4年で退職し、約1年間のニート期間を経て転職活動してます。
現職を続けるにしろ、いずれ辞めるにしろ、「会社を辞めたい…かも」というモヤモヤが続くのはあまり健康的ではありません。私自身はこのモヤモヤ期が半年ほど続き、退職という決断、実行に至るまで1年以上もかかってしまいました。
本記事は、もっと早い段階で楽になれたかもしれない過去の自分へアドバイスする形で書いています。今まさにモヤモヤ期であるという方の一助になれば幸いです。
「会社を辞めたい」は視野を広げる転機【モヤモヤ期の方へ】
今のご時世「働き方」「職種」「ライフスタイル」は多種多様です。稼ぐ方法、生計を立てる方法なんて1つの会社の一角部門に属す以外にいくらでもあります。
気持ちに余裕があるときに普段からアンテナ張っておくといいんですが、仕事に一生懸命になってる時とか、順調に進んでる時にはライフスタイルを見直す必要性を感じることもなくて、なかなか気に掛ける機会がないですよね。
「会社を辞めたい…」「何となく今の仕事はダメな気がする…」は、きっかけこそネガティブですが、その状況から脱出するために自分を見直したり、可能性を広げたりすることのできる絶好の機会です。
モヤモヤの根源は価値観のギャップから
就活の時に企業選びの軸みたいなのがありますよね。福利厚生、有給消化率、転勤の有無、研修制度の充実度などなど。何を重要視するかって人によって違うと思うんですけど、「働き方」や「仕事に対する価値観」もこれと同じです。
仕事に対する価値観は人それぞれ
- ガンガン残業して稼ぎたい。お接待も仕事のうち。
- とりあえず家族を養う給料を貰えたらいい。昇給・昇格は年功序列でOK。
- 完全な実力・成果主義。先輩飛ばしてスピード出世も当然。
- プライベートもスキルアップに投資するくらい仕事に野望を見出している。
- 仕事は給与をもらうための作業。ノルマ達成したら帰るし、やることやったら文句は言わせない。
こんな感じで色々ありますが、どの考え方も別に良い悪いはなさそうです。
会社を辞めたい人が陥っている状況とは
価値観の違いそのものに絶対的な優劣はないのですが、自分と違う価値観のグループの中に自分が混じってしまうとやっぱりしんどいですよね。
期待していた環境と違う、評価して欲しいのはそこじゃない、もっとスキルアップしたいのに。はぁ、このままここに居続けてていいのかな( ´-`)
…もやもや。
「会社を辞めたい」は転機【モヤモヤ期から脱出する方法】
過去の私に言いたいのですが、モヤモヤ期が長く続いている人はおそらく視野が狭いです。視野が狭いと思考の幅も制限され、行動も起こせません。
これもダメ、あれもダメ、あぁ自分はダメだ…と、ひたすらネガティブなシナリオをループする。これじゃ一歩も前進できません。。。思い込みを捨てて、価値観をリニューアルすべきです。
自分の価値観を整理する方法
- 固定観念を捨てる(価値観のリセット)
- 好きなことを好きなだけインプットしまくる
上記ですが、なかなか抽象的ですね。自分はこれを徹底的にやるためにニート期間に入りました。ニートになると「考えないといけないこと」が無くなるので心も体もスッキリして、じっくりと自分の考えに向き合うことができるのでオススメです。
では具体的に何をすればいいか。私が在職中に取り組んだことを紹介します。
「会社を辞めたい」と思い始めた人がやるべきこと
- 世の中のあらゆる「働き方」に目を向ける【情報収集】
- 転職サイトに登録だけする(もちろん利用してもOK)
- 仕事を適度にサボる【やることがわかれば即行動しよう】
上記3点。1つずつ見ていきましょう。
世の中のあらゆる「働き方」に目を向ける
どうにかして今の会社を辞めて生計を立てていく方法はないか?と模索し始めた頃、「稼げる、副業、フリーランス」などのキーワードで調べると自分の知らない世界や敢えてシャットアウトしていた分野が数多く引っかかりました。アフィリエイトやプロブロガーという言葉を知ったのもその時です。
半年リゾートバイトでガッポリからの半年旅行を繰り返す人、プログラミングを勉強して文系からエンジニアに転身した人、見かけの本職は福利厚生重視でテキトーにこなして副業に自分のスキルをつぎ込んでいる人…
今の会社にしがみつかなくても稼ぐ方法なんていくらでもあります。
ただ会社という組織、特に古き良き(悪しき?)大企業とかお役所気質の多い環境で働いていると、上記のような「個人で稼ぐ」とか「働き方の多様性」に目を向ける機会はまずありません。自己啓発でプログラミングの勉強してますなんて言ったら笑われるレベル。
転職サイトに登録だけする(利用してもOK)
今の職場は嫌だけど、他の会社に売り込めるようなスキルやバックグラウンドは特に何もないし。。。自分ってホントにダメダメ人間だなぁ( ;∀;)
そんなことないのでご安心を。
転職サイトに登録しておけば、自分の希望条件に合う求人や能力やスキルを満たすオファーがどんどん届きます。自分が意識していなかった能力や強みを見出すきっかけになるだけでなく、「自分にはまだまだ選択肢があるんだ」と心の余裕を持つことができるのが重要なポイント。
転職支援サービスはいろいろありますが、私が使っていたサービスの中で登録のみの利用も可能なのはこのあたりです。
- リクナビNEXT:リクルート運営の国内最大級の総合転職サイトなので、まずはここから。自分の能力や個性、強みを細かく診断してくれるグッドポイント診断が無料で受けられます。
- BIZREACH(ビズリーチ):大手案件がバンバン届くのもそうですが、ヘッドハンターと繋がれるのも特徴。転職活動を本格化させるならプレミアム版へのアップグレードが圧倒的おすすめ。
- Green(グリーン):IT・Web系を希望するならまずはここに登録しましょう。フルリモート案件も多数。
精神的ケアってホントに大事なので、、、ストレスや疲労がMAXになると登録する気力すらなくなってしまうので、とにかく登録だけはしておくべきです。
仕事を適度にサボる【計画・思考を行動に移そう】
会社を辞めたいと思ってるのに行動に起こせないのは、今より良い状況になるかどうか、自分にできるかどうかに自信がないからです。今の環境はすごく苦痛なんだけど、ここから抜け出すのはもっと不安。。。
逆に現状より良い環境が存在することを知っていれば、それを手に入れたいですよね。残留、転職、退職、どれを選択するにしても実際に何らかのアクションを起こさないと、いくら考えを整理しても結果として何も変わりません。まずは行動しましょう。
私は在職中からコソ勉したり、スキル模索したりして、自分のやるべきことが定まってきた時に退職しましたが、残業が多すぎてじっくり考える余裕がないって人はある程度の貯金ができたらニートになって思う存分取り組んだらいいと思います。
いつか辞めたいと思っている会社ならクソマジメに仕事に向き合う必要もないですし、というか損するだけだと思うので、賢くサボって自分のためにリソースを割くべきです。
結論:会社を辞めたいと思ったらまず行動するべき
本記事では「会社を辞めたい」は自分を見直す、視野を広げるためのいい機会であると書きましたが、この機会を先延ばしにするのは全く健全ではありません。
私は会社残留に不安を抱くようになってから、実際に思考整理や行動を起こすまで半年ほどかかってしまい、ホントに職場に行くのが苦痛で朝ベッドから動けなくなるほど精神的に追い込まれていた時期もありました。
その状況を何とか打開したい一心で「働き方」を模索し、あらゆることをインプットしまくり、最終的には前向きな気持ちで退職することができたのですが、さっさと動いておけばもう少し苦痛を減らせたのかなという感じです。
精神的に追い込まれるとだんだん行動を起こす気力すら無くなっていきます。辞めたいかもと思ったその時がアクションを起こす時であり、その行動が転機です。何なら入社した瞬間から転職サイトに登録しておくくらいでいいと思います。
というわけで今から行動しましょう。
健闘を祈ります\\\\٩( ‘ω’ )و ////