本記事は、SEO対策の外注を検討しているWebマーケティング初心者が対象です
- Web集客の必要性を感じている個人事業主
- 自社サイトを持っているがWeb担当者がいない中小企業
- 上司の一声でいきなりWebマーケティングを任された未経験者
「SEO対策のことがよくわからないから外注したいけど、契約期間も料金もピンキリだし、専門用語多すぎて話がよくわからないし、不明瞭なことが多すぎる。悪徳業者も多いみたいだけど、どうやって見分けたらいいんだろう。失敗したくないな…」
結論から言うと…
「初心者が外注すると失敗するので、SEO対策は自分でやりましょう。話はそれからだ!!」
です。
今自分でできないから外注しようと思ってるのに・・・って感じかもですが、あなたのビジネスを成功させるために最適な提案をします!!という超優良企業に出会わない限りは失敗します。
SEO外注の失敗例
- とにかく何も変わらないまま契約期間終了
- いくつかのキーワードで上位表示されたけど、アクセス数は大して伸びていない
- アクセス数は増えたけど、売上げに繋がっていない
悪徳業者をハシゴして上記のような失敗を繰り返してしまうのは何故でしょう。胡散臭い企業が多いこのWeb業界では、自分で知識をつけることしか失敗を避ける方法がないのが悲しき現実です。
SEOも他のWebマーケティングも自社ビジネスを成長させるのに必要ですし、いつ誰が勉強しても損になることはないはずです。
本記事では、SEO対策の外注事情と自らがSEO対策を学ぶべき理由について解説します。
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SEO対策を外注すると失敗する理由【SEOが何か知ってますか?】
外注すると失敗する理由、それは「SEO対策が何なのかよくわかってないから」です。
相手にお金を払って「得体の知れない何か」を依頼する。で、相手は具体的に何をどうしてくれるんだろう、、、みたいな状況って冷静に考えてあり得ないですよね。
特典内容が不明なのにお金を払ってプレミアム会員にはなりませんよね。でも「冷静に考えたら〜」っていう状況を作らせる前に、一気に取引きに持ち込むのが悪徳営業のお仕事です。
親身になって1から丁寧に教えてくれたり、提案を持ち帰って考える時間を与えてくれる会社も(たま〜に)あります。本来それが普通であるべきですけど、普通じゃない会社の方が圧倒的に多いのがこの業界。
内部・外部対策、コンテンツマーケティング、被リンク、オーガニック検索、MEO、CGM、、、この辺の専門用語を次々に並べられて「えっと…」ってなってると、いいカモにされて終了です。
ギリギリ訴えられないくらいの金額だったり、契約書記載内容がトリッキーだったり、悪徳ほどその辺の対策は万全なので、契約しちゃったら泣き寝入り不可避です。
SEO対策の外注を検討する前に知っておいてほしいこと
SEO対策とは何か?SEO会社は何をしてくれるのか?どうすればWin-Winの関係になるのか?
外注を利用するとしても、せめて「自分が依頼したいSEO対策」と「相手が提供できるSEO施策」がマッチするか、の議論ができるくらいの基礎知識は身につけておくべきです。
① SEO会社はあなたの商売のプロじゃない【丸投げはダメ】
まず優良なSEO会社に頼めば売上がアップすると考えているのであれば、それは間違いです。SEOの知識やテクニックだけでは長期的な売上アップ、ビジネスの成功は見込めません。
なぜかというと、SEO会社がその商品の本当の良さや競合に勝てる強みを理解しているわけじゃないから。商品を買ってもらいたいターゲットに商品の魅力や必要性を正しく伝えることが売上げアップに繋がります。
たとえ優秀なSEOコンサルタントでも、知らないものは紹介すらできないし、検索意図もキーワード選定も正しく行えません。
② 社内の経営トップ主体でSEO対策に取組むのが理想
本来なら売り込みたい商品をいちばんよく知っている人(社長、経営のトップ、商品開発者など)がSEO対策を含むその商品のマーケティングを行うのがベストですし、それができなくて外注する場合でも自ら商談を担当すべきです。
現在はWeb集客の必要性の認知度が高まってきていることもあって、実際に自社マーケティングの一環としてSEOを勉強している中小企業の社長さんや個人事業主さんも多いです。
その社長さんたちが「本業に割く時間を確保したいから、この部分をお願いしたい」とか「今こういう感じでやってるけどSEOのプロの見解を聞きたい」という依頼をSEO会社にすることはあります。
会社の代表であろうと、一人の担当者であろうと、ビジネスの方向性や売上げ強化したい商品の詳細をよく知る相手だと、SEO会社側も施策を打ち出しやすいです。
③ 外注する場合は、やってほしいことを具体的に依頼するべき
これだと、まず業者からの一方的な提案を受ける商談にはならないはずです。
まずは自分たち(自社内製)でやってみる。そこで行き詰まったところ、足りない部分、リソース(時間・労力)を削減したいところをSEO会社に依頼する。そして最終的にはSEO対策を自社内製化する、という方向性で考えましょう。
あくまで内製業務の補助として外注を上手く利用するイメージです。
具体的なSEO対策の依頼例
- 内部SEO対策の総チェックとレポート作成をお願いしたい
- 事業内容の詳細とペルソナを提出するので、それを元にキーワード設計をしてほしい
- SEOライティングの添削と修正をお願いしたい
- 競合サイトがどんなキーワードを狙っているか調べてほしい
- 新商品の詳細を伝えるので、どんなキーワードで何記事作成できるか教えてほしい
- 選定したキーワードの順位計測とコンバージョン率との関連性を解析してほしい
上記のように、業者に実施してほしいことを具体的に伝えます。
キーワードの順位計測やアクセス解析は、経験に寄るところと、調べたい内容によっては高度な専門知識が必要になることもあります。この場合は、内製化を目指しつつ、ノウハウが身につくまで業者にお願いするのもアリです。
キーワード設計はスプレットシートがあれば、特に難しい作業もテクニックも必要ないのですが、私が嫌いな地道作業の1つでして、母数にもよりますが慣れてても大体20時間くらいかかります (; ̄◇ ̄)
このように、自社内製で行うコスト(時間と労力)が高いと判断される場合は、外注をうまく活用するのも有効です。
自社の商品を売り込むのも、業者に騙されるのも、外注を有効活用するのも、結局のところは自分自身がどれだけ主体的に取組むかどうかで決まります。
今からSEO対策に関する知識を積み上げていこう
SEO対策の外注事情がわかったところで、早速自らSEO対策に取り組んでいきましょう。最後に、今すぐ始められる初心者向け教材(Webサイトと書籍)を紹介します。
SEOで成果を出すために必要な知識と実践方法の全て|バズ部
[sanko href=”https://bazubu.com/category/seo” title=”SEOで成果を出すために必要な知識と実践方法の全て” site=”バズ部” target=”_blank”]
初心者にはかなりのボリュームかもしれませんが、上から順番に実施していくとSEOについての知識を身につけながら、サイトの成果も現れるようになっています。
SEO対策に限った話ではないですが、Webマーケティングは、試行錯誤を重ねて感覚的に身につくところが大きいです。1回通して読んである程度理解できたら、自社のサイトで1つずつ実践していきましょう。
[sanko href=”https://bazubu.com/category/contents” title=”バズ部式 コンテンツマーケティングの成功事例と実践の5ステップ” site=”バズ部” target=”_blank”]
また、SEO対策と相乗効果の関係にあるコンテンツマーケティングについてもまとめられているので、合わせて読んでおきましょう。SEO対策を行う上で、その背景にあるWeb集客の仕組みを知ることは大事です。
いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方[MFI対応]|インプレス
こちらは初心者向けになりますが、「昨今みんなが騒いでるSEOってこういうことね」っていうのが基礎から理解できる本。
SEOにはトレンドもあって年々大きく変わるのですが、変わらない部分のSEOの概念・考え方がひととおり学べます。
10年使えるSEOの基本|土居健太郎
「いや、そもそもSEOってそういうんじゃないから…」っていうのをズバっと言ってくれる数少ないSEO本の1つ。
依頼する側が全員この本に書いてあることを理解しておくと、大体の悪徳SEO業者は駆逐されるんじゃないかなぁと思います。
それなりにリソースを費やすことになりますが、ひとまず上記を押さえておけば、もし業者に外注することになっても、有意義な商談ができる企業を探しやすくなるし、簡単に悪徳業者に詐欺られることもなくなるかと。
(とは言え悪徳業者のうまい営業には気をつけてくださいね。)
今回はこんな感じで٩( ‘ω’ )و